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セイントアダムズ(6)

“イブズ”の記事を書こうとしていた雑誌記者・桐島純子(きりしまじゅんこ)に、禁断の愛ばかりに溺れてきた樹生が興味を持った!? 特別な世界を生きる樹生と普通の女である純子は、相手に今まで気づかなかった自分を見出(みいだ)し、惹(ひ)かれ合っていくのだったが……。
年下の美しい男を愛すことに怯(おび)える純子の決意とは!? そして、この出会いが、樹生の過去と未来に深くかかわることになり……。
純子が誘った、作家・津島耕輔(つしまこうすけ)の還暦を祝うパーティーで、その妻・衿子(えりこ)と再会した樹生。
彼女は樹生が初めて愛した女性であり、その面影を今でも引きずる忘れられない人だった!! そして、その会場で知ってはならない“事実”を目の当たりにした樹生は、深く傷つき、誰をも拒絶するようになってしまった。
愛する樹生に過去の決着をつけさせるため、純子はある決断をするが……!?日本の陰のドンであり、森生の後ろ盾でもある毛利沢(もうりさわ)翁の孫娘・織絵(おりえ)との縁談をすすめられた森生。
そんななか、織絵と会っている森生を目撃した梅生は、自分のなかに森生への激しい恋心が芽生えていることに気づき……!? だが、森生が婚約者として選んだのは、まったく別の女性だった!! 森生を愛する女たちの、熾烈をきわめた闘いが、ついに始まった!!織絵の婚約が発表された直後、祖父である毛利沢翁の死去が報じられた。
そして、すべてを見届けた森生は、恵との婚約を解消したのだった――!! 森生を必要としながらも、新たな関係をそれぞれ模索していこうとする恵と織絵。
そんな二人とは対照的に、森生と衝突する梅生。
愛の美しいドラマが静かに幕を閉じ、そして、また産声を上げようとしていた。
時を同じくして、樹生の人生も新たなスタートを迎え……。
香港の闇に君臨する女帝・李桜蘭(りおうらん)が、“イブズ”の客として現れるようになった!! その目的とは……、原島森生を消すこと!! この世界の地図の上から、もしくは地上から永遠に――。
男を愛の対象ではなく、道具と考える桜蘭に、“イブズ”の麗しき男たちは、どのように挑むのか!? そして、杉生と桜蘭との奇妙な関係にも、目が離せない!! 森生、樹生、杉生にとっての、最大の試練が幕を開けようとしていた……!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60020059



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